その日は突然やってきた

 先週の土曜日のこと。



仕事が遅くなりそうだったので、


息子の保育園のお迎えを実家の父に頼んでいた。


(土曜日は、遅くまで残っている子が少ないので、
迎えに行ったら最後の一人だった、ってこともある)


 


実家へ息子を迎えに行くと、



「今日、じいじのお家に、お泊りする!」



と言い出した。



今まで、何度か言った事はあったけれど、


「帰るけどどうする?」


と聞くと、一緒に帰っていたので、
もしくは、
「明日じいじばあば、お仕事早いから今日は無理よ~」と連れて帰っていたので、


今まで一人でお泊りってのは、


一度もなかった。



でも、今回は、


「泊まる」


と言って、意志は固そうだったので、



急遽、お泊り決定。


 


あまりにも急だったので、


私の方が、「本当にするの?」


と何度も確認したが、息子の意志は固く、「うん」しか言わない。



「じゃあ、ママ帰るよ」と言っても、


遊びの手を休めるでもなく、顔も見ずに「うん。ばいばい」


 



翌日迎えに行くと


といっても、私もまた仕事だったので、丸々2日間離れていたようなものだが、



けろっと、


というか、夕方まで寝てて、


寝起きらしく、



感動の「ママ~!」もなく、


ぼ~~~っと、私を迎えてくれた。



4歳にして、初めて一人でお泊り。



その日は、突然やっていて、


そして、あっけなく過ぎていった。



息子は、これでまた、少しお兄ちゃんになった気持ちがしているの
かもしれない。


 


迎えに行った時に、父母が教えてくれた。



「ママ、泣いてるかな~?


イケメンがいないから」



と、息子が言っていたと(笑)



こうやって、息子に色々なことを経験させてもらっている。