先週、DVDを借りて映画『悪人』を観ました。
「本当の悪人は誰だ?!」ってキャッチコピーで出てた、アレです。
自分の覚書ですので、
映画も観てなくて、これから楽しみにしていらっしゃる方は、
スルーして下さい。
映画自体は、とっても重たいテーマだと思いました。
自分にとってのキーワード
善と悪
世間の悪の定義
一見誰が見てもその女子は悪いけれど、
親からしたら、それでもその子は大切な人=立場違うと見方も変わる
もっと奥深いところに、本当のことは潜んでいる
大切なもの、人をどう守りたいのか
現代日本の、色んな事柄(出会い系とか)
柄本さんのセリフが深かった。
「今の世の中、大切な人もおらん人間が多すぎったい。
大切な人がおらん人間は、何でもできると思い込む。
自分には失うもんがなかっち、それで自分が強うなった気になっとる。
失うものがなければ、欲しいものもない。
だけんやろ、自分を余裕のある人間っち思い込んで、失ったり、
欲しがったり一喜一憂する人間を、馬鹿にした目で眺めとる。そうじゃなかとよ。
本当はそれじゃ駄目とよ」
(引用させていただきました)
九州が舞台だったので、方言もリアルで伝わり、ニュアンスが
余計に伝わってその点も面白かったです。
派手でスカッとする映画ではないけれど、
私にはとてもメッセージ性のある映画で面白かったです。